佐藤研究室では、IT分野や観光に関する学習・研究を軸として、さまざまな活動に取り組んでいます。学内では、主にインターネットなどのIT分野や今日の観光を取り巻く情勢についての知識を身につける活動が主となります。しかし、座学(インプット)だけでは得られないものがあることも事実。そこで、身につけた知識をアウトプットするため、3年春学期の後半からはグループ活動を中心として活動に取り組んでいきます。
このページでは、主に各回の授業内でどのような活動を行っているのかについてご紹介していきます。
授業時間内での活動

自己紹介
佐藤研究室での活動は、お互いを知ることから始まります。2023年度は3回に分けて自身の好きなことや興味関心のあることについてプレゼンテーションを行い、お互いの関心分野についての理解を深めました。
幅広いジャンルから個性豊かな発表が続き、質疑応答も非常に白熱したものになりました。

論文精読
研究に取り組む上で必要となるのが、先行研究の調査です。しかし、いきなり論文を読むことに抵抗を感じる学生も少なくないため、まずは研究室のメンバーで複数の論文を分担して読み、発表を通じて論文情報を共有し、「論文に慣れる」ことに。
今回の活動では、一般社団法人情報処理学会の学会誌である「情報処理」に掲載された論文を読み、各グループで内容をまとめて発表・情報共有までを行いました。

Webページ制作
今日では情報を発信する手段が多様化し、多くの人が気軽に情報を発信・共有・閲覧することができるようになりました。 InstagramやTwitter(現:X)、TikTokなどのSNSが台頭してきた今日においても情報発信の場において重要な役割を担っているのが、ホームページ(Webページ)です。企業や自治体、学校などの教育現場など、幅広い団体が活用しているホームページのプログラムの仕組みを学び、実際に自分自身でホームページを作成してみる(プログラムを書いてみる)ことが本活動のゴールとなります。
ホームページについての知識を身につけたところで、実際に研究室メンバー各自が自身のホームページを作成しました。実際に自分自身でホームページを作成したことで、ホームページ作成の難しさを実感したり、情報を効果的に発信するための工夫を学ぶことができたようです。

Bot制作
近年になって目にする機会の多くなったコンテンツの一つに、「Bot」があります。Botとは、ネット上で自動化されたタスクを実行するアプリケーションソフトウェアのことを指し、近年ではSNSを中心に多くの場で用いられるようになりました。Botは活用次第で非常に強力なコンテンツになりうるものであり、情報発信の場において非常に重要視されるようになっています。
授業では、Botでできることやプログラムに関する基礎的な知識を身につけたのち、実際に動作する簡単なBotの作成に取り組みました。演習として、音声認識のBotのプログラミングにも挑戦しました。

エッセイ執筆
卒業論文に限らず、文章を書くにあたって「慣れ」は避けて通れないものです。卒業論文では、タイトルや主張、スムーズな文章展開、パラグラフ・ライティングなどにおいて一歩踏み込んだレベルのものが要求されます。しかし、普段から文章を書き慣れていなければ、一歩踏み込んだレベルでの論文執筆は難しいことが予想されます。そこで、文章執筆に慣れることを目標に、自分の好きなテーマでエッセイ(随筆)を書いてみることになりました。
本活動は、自身の体験や考えを自由に文章におこし、文章執筆時に重要なことを意識しつつも「楽しみながら書くこと」を目標としたものです。研究室生各自が執筆してきたものを授業時間中に読み、ベストエッセイの決定までを行いました。個性豊かな文章を読み比べることで、文章の書き方について学ぶだけでなく、各研究室生の考え方を知ることができ、非常に良い機会になったようです。

ワークショップ
佐藤研究室では、企業と連携したワークショップも実施しています。最先端のIT技術に触れたり、さまざまなフィールドの最前線で活躍する方々との意見交換を行うことで、自らの視野を広げることを目的としています。
2023年度は、大成建設さんと首都高さんにお越しいただき、ワークショップを通じてデジタルツインの体験や業界を取り巻く環境についての座学、意見交換等を行いました。デジタルツインのような滅多に触れることのできない先端技術を体験することができ、有意義なワークショップになりました。
グループ活動
IT・情報・観光に関する基礎知識を身につけた後は、いよいよグループごとに分かれての活動が始まります。2023年度はBot制作班、Webページ制作班、SNS運用班、動画撮影班に分かれて活動を行い、コンテンツの作成に取り組んでいます。それぞれのグループごとの詳しい活動内容については、以下のリンクからご参照ください。